2012年08月16日

森の実態を学ぶ!『図説 日本の植生』沼田 眞 (著), 岩瀬 徹 (著)


図説 日本の植生 (講談社学術文庫)


森と言えば?

栃木県界隈に在住ならカラ松の森。

山形界隈ならブナの森。

富士山界隈ならアカマツの森を思い浮かべるかもしれない。

日本にはさまざまな森がある。

本書はその豊かな植生を250点に及ぶ写真・図表を駆使して解説した入門書。北海道から南西諸島まで細長く伸びる列島には、亜寒帯から亜熱帯にわたる気候のもとに多様な植物が存在する。その植物を個体としてではなく群落として捉え、分布と遷移を軸に生育環境との密接な関係を解明、自然植生から人為が影響する植生までを網羅した。自然保護や環境問題を考えるうえでも必読の書である。

とりわけ、畑、水田の雑草。帰化植物の植生までも網羅した冷静で鋭い解説がすごい。
昨今、森林回復や原風景を守ろうと運動が行われるが、ぜひその前に読んでおきたい必読の書です。



0.jpg

図説 日本の植生 (講談社学術文庫)





--------------
お仕事のご依頼、杉田造園についてはこちらから→ http://www.sugizo.jp 
ご質問、ご感想はこちらです→
 m@sugizo.jp
twitterはじめました→ http://twitter.com/sugizo28


ブログランキングに
↓どうぞご支援くださいm(_ _)m
人気ブログランキングへ

posted by sugizo at 15:48| Comment(0) | 知恵の森 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月09日

千年の森をつくろう!『鎮守の森』宮脇昭(著)

鎮守の森 (新潮文庫)


初詣、七五三、夏祭り。
自分は無宗教と言いながら人工環境に中に暮らし無関心を装いながらも現代人は鎮守の森を訪れる。そこには現代人の表層を超えた何かがあるのではないか!?生き物の本性、日本人としての深層心理が関与しているのかもしれない。それは日本人としての感性、生命観が畏敬の念として深く内蔵していることを見逃すわけにはいかない。

本書は、世界規模の森林破壊や地球温暖化が加速する現在、きびしい自然環境に耐え、かつ大災害にも負けない森を再生することを緊急の課題として人々が守り、育てる「鎮守の森」の可能性を通して千年の森をつくる為の道を指し示す。現在の里山ブームの基礎を築いた一冊。

日本の国土は60%が森林に覆われているが、今やスギやヒノキなどの生態系を無視した森林ばかり。かくして森はジャングル化し、スギ花粉症のような2次災害まで引き起こす。それに対し、昔からある鎮守の森の生態系はみごとだ。土地にあって自生できる木が高木から低木、草木まで複雑で合理的なシステムを作り、伐採や管理をしなくても豊かでみごとな林を形づくり、しかも人々を地震や火災から守っている。現在のチープな里山風や生物多様性を勘違いした樹木の混植ではなく、生態学的に基づいた森づくりを実践する。

災害と不景気に見舞われ疲弊する日本を再生する為にも今一度、生活に根付いた森と文化の構築を考えさせてくれる一冊です。ぜひ読んでみてください。


0.jpg

鎮守の森 (新潮文庫)





--------------
お仕事のご依頼、杉田造園についてはこちらから→ http://www.sugizo.jp 
ご質問、ご感想はこちらです→
 m@sugizo.jp
twitterはじめました→ http://twitter.com/sugizo28


ブログランキングに
↓どうぞご支援くださいm(_ _)m
人気ブログランキングへ

posted by sugizo at 07:23| Comment(0) | 知恵の森 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月08日

役に立つ『里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木』多田多恵子(監修)平野隆久(写真)


里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木


最近、何かと注目される里山。
子供のころ、野山を駆け巡り、蓮華の首飾りを作ったり、大人も子供も自然を満喫しました。その里山の魅力でもある植物を紹介してくれるのが、今日の一冊です。

本書は、里山で見られる野草約280種、樹木約120種の約400種を春夏秋冬の4章に分け生育環境別に紹介しています。
著者は、東京大学大学院博士課程修了、理学博士。現在、立教大学・東京農工大学・国際基督教大学非常勤講師。専門は植物生態学。主な研究テーマは、植物の生存・繁殖戦略、および虫や動物との相互関係の多田多恵子氏。

里山の植物をただ紹介するだけじゃなくて、それぞれの植物がどんなバックグラウンドのもとに生きているのか、歴史軸をからめて解説しているので、愛好家には眺めるだけでも飽きない一冊です。

これ一冊あれば里山に出かけても困らないほどの濃い内容です。
さあ、この本をポケットに入れて里山、トレッキングへ出かけてみてはいかがですか。



0.jpg

里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木



--------------
お仕事のご依頼、杉田造園についてはこちらから→ http://www.sugizo.jp 
ご質問、ご感想はこちらです→
 m@sugizo.jp
twitterはじめました→ http://twitter.com/sugizo28


ブログランキングに
↓どうぞご支援くださいm(_ _)m
人気ブログランキングへ

posted by sugizo at 10:20| Comment(0) | 知恵の森 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。