2012年11月25日

『ゼロからトースターを作ってみた』トーマス・トウェイツ (著), 村井理子 (翻訳)

ゼロからトースターを作ってみた


ジリジリジリ!!!!
目覚まし時計の音で目ざめ、テレビをつける。朝ごはんにトースターでパンを焼く。
この何気ない普遍的日常に疑問を投げかけるのが本書テーマである。

本書は、さまざまなモノに囲まれた現代社会で、「僕たちは、現代社会の恩恵を受けることなく、自分の力だけで、何ができるものだろうか?」そんな素朴な疑問に応えるべく材料調達、加工、組立をゼロからスタートし、トースターを作るという冒険物語。

結果、一つのトースターを作るのに費やした時間は9カ月、移動距離は3060キロ、金額にして約15万円。ただのトースターとしては明らかに合額だ!しかし、その行為は私たちが普段気付くことの無かったイノベーションや歴史、自然環境の上に成り立ち多大な恩恵を受けていることを教えてくれる。

また設計やエンジニアに係る人はぜひ読んだ方がいい。このご時世に、製鉄の方法、銅の採掘、ニッケルの採取などモノの原型からまた違ったデザインが見えてくるはずだ。


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ゼロからトースターを作ってみた







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2012年11月22日

ニュースの見方が変わります『辛坊訓 日々のニュースは教訓の宝庫』辛坊 治郎 (著)

辛坊訓 日々のニュースは教訓の宝庫


テレビでは決して言えない内容が満載です。
著者は、(株)大阪綜合研究所代表、ニュースキャスターで読売テレビ、『たかじんのそこまでいって委員会』、『ウェークアップ! ぷらす』、『朝生ワイドす・またん! 』で司会、ニュース解説と活躍する辛抱治郎氏。

本書は、『FLASH』に連載中の「辛坊次郎のニュース食い倒れ! 」―気になる「時事ネタ」の情報解読術―に大幅加筆して単行本化した一冊。その為か関西ローカルのテレビよりも過激発言が満載です。
たぶん、ズームイン朝の印象しかない方は、別人かと思うほどです(笑)

商売柄、非常に興味をひかれたお話を一つ。
“生活保護問題解決には『草取り』がある“
大阪市で生活保護により暮らしている人は現在18人に一人。西成区にいたっては4人に1人と大阪にとって非常に大変な問題です。ご飯が食べられないほど貧しい人が、税金で救済されるのは当然の権利ですが、大阪市の大甘認定基準をおおいに嘆いています。その解決方法を橋下大阪市長と話した時に
“生活保護受給者のみなさんの中で元気に働ける人には、近所の雑草引きくらいした方が、本人たちにとっても社会にとってもいいんじゃないですか”
とぶつけています。私も街路樹が草に覆われた姿は美しくなく、非常にみっともないので大賛成です。でもさすが橋下大阪市長は法律家です。
“辛抱さん、私もそう思います。でも、アホの憲法学者たちが生活保護と引き換えに仕事をさせるのは、憲法で禁止している『苦役』にあたるっていうんです。だから、生活保護を受けている人に労働をさせられないんです”
法律家は何とも労働者を馬鹿にしています。
ご存知の方なら警察は今、交通違反者である違反点数に達した方に社会貢献の名の下、交通安全の啓発活動をさせています。一種のボランティア活動で罰則の軽減を図っているのですが、これは『苦役』にならないの???さらに参加費まで請求されますからね。日本の法律なら解釈で何とでも成るとは思うのですが。。。

その他にも、中国の半日活動、国家破綻、竹島問題と内容満載です。また、書籍にしては最近の時事ネタが豊富です。ニュースの鮮度が高いうちに読んでおくと一層楽しめそうです。


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辛坊訓 日々のニュースは教訓の宝庫





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2012年10月24日

心揺さぶられる名作『盆栽との対話』森前誠二 (著)


盆栽との対話


偉大な名作の影に必ず名人、またはカリスマが存在します。本書の著者、森前誠二もまた、その中の一人である。


著者は、かつて日光山・輪王寺の作庭師を務めた「植七」の一八代目に当たる。 15歳で竹楓園に入門。10代後半は一心に修行に励み、20歳で銀座三越の竹楓園銀座店の番頭に。全国の愛好家から信頼を得るが、盆栽の魅力をより幅広い 層に伝えたいとの思いから独立、「銀座森前」を開く。価格や技術に走る斯界の因習に異を唱え、どんな盆栽にも通底する「大自然の縮図」としての姿を慈しむ対座のあり方を一貫して志向する、まさに盆栽界の『カリスマ』である。


それだけに、氏が手間と時間をかけた盆栽は他では得がたいものである。その思いを盆栽のカラー写真と創作の根源ともいえる随想録が一冊にまとめられたとなれば、ぜひ手に取ってみたい。


本書の仕立てとして、盆栽は数ある日本の伝統文化の中でも華とし、園芸とは一線を画します。なぜなら、盆栽とは、人という業の塊が昇華して書き上げた「自然」とする。近年、ガーデニングや草花など、自然風と称した軟弱なものがもてはやされる中、自然を問い直し、日本文化の神髄を具現化します。


何より、紹介するのをためらうほど随想集は秀逸すぎる。なぜなら、本書には私に足りないことがすべて書かれているからです。本書を読んで、自然に尊敬の念を抱き、畏怖を抱き、己を問い質し、精神の高みを得る。心揺さぶられるほど力強いメッセージが数多くある。


盆栽の本とひとくくりにされてしまわれそうだが、本書は盆栽、日本文化、自然について学ばせてくれる珠玉の一冊である。


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盆栽との対話





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